京都大学大学院医学研究科社会疫学分野 上野恵子

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論文 2023.09.01

救急外来で活用する高齢者の社会生活状況把握チェックシートを開発 - 救急医療と地域包括ケアをつなげる取り組みに向けて-

救急車を利用して医療機関を受診し入院せずに帰宅する患者には、個人の社会的ニーズを満たすような支援が提供されることはほとんどありません。そこで、東京大学大学院医学系研究科 近藤尚己准教授(研究当時、現:京都大学大学院教授)、上野恵子 同博士課程学生(研究当時、現:京都大学大学院助教)らの研究グループは、その中でも支援の必要性が高い高齢者の社会生活状況を簡便に把握し、多職種で共有するチェックシートを作成しました。本研究では、救急救命士、看護師、医療ソーシャルワーカーなどの合計28名の参加者を対象に、3回の質問紙調査からなる修正デルファイ法を実施しました。その結果、住環境、世帯構成、経済状況等の28項目を共有するチェックシートを作成しました。

本研究で作成されたチェックシートは、救急医療に関係する多職種間の情報共有や連携を促進する手がかりになると考えられ、今後実用化が期待されます。なお、実用化に向けては、チェックシート項目の信頼性・予測妥当性を検証し、運用プロトコルの構築を進めていく必要があります。

本成果は、2023年8月31日に「日本臨床救急医学会雑誌」にオンライン掲載されました。

救急搬送された高齢者の社会生活状況チェックシート.png

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