現場滞在時間延長(救急車が現場に到着してから出発するまで30分以上要する)は世界的にも救急医療体制上の大きな問題となっています。
広島大学との共同研究で、広島県東広島市消防本部の救急搬送・救急要請データベース7年間のデータを利用し、軽症の救急搬送患者において高齢者、女性、火災事故、自然災害、交通事故、加害、自傷、病院の問い合わせ回数が4回以上の症例、COVID-19流行が、現場滞在時間延長と関連していることを明らかにしました。
地域の救急医療体制を改善するためには、救急隊員のパフォーマンス、連携組織(警察、消防)の存在、病院の患者受け入れ体制、救急病院と精神病院との連携など介入可能と考えられる要因にどのように対処するか再考する必要があります。
論文 2024.01.26
軽症の救急搬送患者では、高齢者、女性、火災事故、自然災害、交通事故、加害、自傷、病院の問い合わせ回数が4回以上の症例、COVID-19流行が、現場滞在時間延長と関連
セグメンテーション手法による軽症の成人救急車利用者のサブグループの特徴を特定
2023.12.14
報告書「消防機関と介護・福祉・保健機関の連携体制の実態調査と課題の抽出」が完成しました
2024.04.11